【ヘッジファンド】マーケットのヒール役!?をわかりやすく説明

 

ヘッジファンドとは?(言葉の意味)

 

ヘッジファンドとは、誤解を恐れずにいうと、金持ち相手のプライベート投資信託(機関投資家)です。

ヘッジファンドという言葉を分解してみましょう。

 

ヘッジ(hedge)とは、「回避」の意味です。

その昔ウォール街で、「投資リスクを管理する」という意味で使われていました。

ファンド(fund)とは、複数の投資家から集めた資金を運用して得た利益を分配する仕組みのことで、典型的なものが投資信託です。

ですので、字面だけ見ると、リスク回避(リスク管理)された投資信託というような意味合いになります。

このあと詳しくお話しします。

 

一般的な投資信託とヘッジファンドの根本的なちがい

 

ただ、投資信託といってもヘッジファンドは一般的な投資信託ではありません。

一般的な投資信託であれば1万円程度の資金で誰でも始められます。

 

一方、ヘッジファンドは数千万円からという高額の資金が必要になります(小口化されて一般の投資信託で募集されているものもあるようですが)。

また、わたしたちが通常イメージする投資信託だと基本的に誰でも購入できます(公募)。

 

しかし、ヘッジファンドは富裕層や他の機関投資家などを対象としたもので、誰でも購入できる代物ではありません(私募)。

機関投資家は、個人投資家とは違い、巨額の資金を集めて運用する<法人>の投資家です(投資信託も機関投資家ですし、保険会社や年金基金などもそうです)。

 

ヘッジファンドは、私募投資信託という性質を持った機関投資家(独立系ファンド)になります。

 

ヘッジファンドはどのような運用をしてるのか?

 

何に投資しているのか?(投資対象)

 

一般的な投資信託は、株や債券など(いわゆる伝統的資産)に投資します。

一方、ヘッジファンドは株や債券だけでなく、金融先物や商品先物などをはじめとしたさまざまな金融派生商品に投資します。

 

ヘッジファンドの投資スタイル

 

公募である一般的な投資信託には、金融商品取引法によるさまざまな厳しい規制があります。

そのため、運用もその規制の範囲内で行わなければなりません。

 

一方、私募であるヘッジファンドには、そのような厳しい規制はなく比較的自由な運用ができます。

したがって、ヘッジファンドは一般的な投資信託では規制されているようなハイリスクな運用も可能になります。

ヘッジファンドの投資スタイルは、その言葉の示すとおり、できるだけリスクを回避しながらも安定志向の投資からハイリスク・ハイリターンの積極的な投資に至るまで、さまざまな投資戦略を用いるものといえます。

 

ヘッジファンドの利益追及スタイル(一般的投資信託との違い)

一般的な投資信託の場合

 

一般的な投資信託は、ベンチマークを上回ることを目標として利益を追及します。

ベンチマークとは、「市場平均」のことを意味します。

 

日本株式に投資する場合、日経平均やTOPIX(東証株価指数)などがベンチマークとなります。

一般的な投資信託は、このベンチマークを上回ることを目標としているのです。

 

株価が上昇局面の場合は、ベンチマークの値上がりを上回る値上がりを目指し、下落局面ではベンチマークの値下がりを下回らないような値下がりでとどめることを最低限の目標とします。

このように常に<ベンチマークと比べて>良い成績を目指すので、仮に値下がりして利益がマイナスになってもベンチマークの値下がりよりもマシであれば、とりあえず目標達成となります。

このような利益追及スタイルを相対収益追及型(相対リターン追及型)といいます。

 

ヘッジファンドの場合

 

これに対してヘッジファンドの場合は、ベンチマークなどといったものと比較したりはしません。

相場が上昇局面だろうが下落局面だろうが、関係なく利益をあげることを目指します。

このような利益追及スタイルを絶対収益追及型(絶対リターン追及型)といいます。

 

この場合の「絶対」は、ベンチマークなどと比べることなく利益を追及するという意味(相対収益追及型の「相対」の反対の意味)で使われているもので、100%絶対に利益をあげるという意味ではありません。

 

ヘッジファンドの運用コスト

 

高いです!

 

一般の投資信託の場合だと、購入手数料として購入金額の1〜3%を支払うのが一般的です(「ノーロード投資信託」という購入手数料が無料の投資信託もあります)。

そのほかに、信託報酬(運用管理費)として純資産総額に対して年0.5~2%かかります。

 

これに対してヘッジファンドの場合、まず預けたお金の2%が手数料となります。

さらに、成功報酬として運用で得られた利益の20%を支払うのが一般的です。

このことから、ヘッジファンドの手数料体系を表わすときに「Two Twenty」(2%と20%)という言葉が使われたりします。

 

手数料はそれほど変わりませんが、実質的な運用費はヘッジファンドの方が圧倒的に高いですね。

ちなみに、ヘッジファンドの運用者は一般的に自分の資金も突っ込んでファンドを運用します

他人のお金を運用して、利益が出ようが損失を出そうがとにかく給料だけはしっかりもらうというスタイルの仕事ではありません。

他人の損は自分の大損にもなるのです(お金だけでなくクビもかかっている)。

しかし、運用がうまくいけば自分の資金が増えるだけでなく、それに見合った(莫大な)成功報酬も手に入ります。

 

そんなわけで、ヘッジファンドの人たちはモチベーションがちがいます。

世界トップクラスのファンドマネージャーだと、年収で数千億円レベルです(1年で数千億円ですよ!)。

ヘッジファンドの帝王』ともいわれるレイ・ダリオ氏の名著がこちら(↓)

最後にひとこと

 

今回はヘッジファンドについて、あれこれお話しさせていただきました。

FXで「ヘッジファンド」って言葉が出てくるときって、なんだかあまりいい文脈で語られていないような気がするのですが、ヘッジファンドの世界も栄枯盛衰があります。

結果が全ての世界ですからね・・・。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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