【マージンコール】強制ロスカット目前の3つの対処法

 

マージンコールとは

トレードをしているとき、レートが予想とは逆方向に進むと含み損を抱えることになります。

含み損が増えるとその分、有効証拠金も減っていきます。

有効証拠金とは、預け入れた証拠金に未決済の損益を含めたものになります。
含み益があれば有効証拠金は増えますし、逆に含み損を抱えていればその分有効証拠金も減ります。

 

そして、有効証拠金が業者の設定する一定レベルまで減ってしまうとマージンコールがなされます。

マージンコールとは、追証の入金を催促する知らせのことです。「そろそろ追加入金しないとロスカットになる恐れがありますよ」という内容の警告です。
追証(追加証拠金)とは、含み損がふくらんで証拠金が一定レベル(割合)まで減少したときに追加する証拠金のことです。

 

マージンコールが来るということは、そのあとさらに一定レベルまで有効証拠金が減ると強制ロスカットされ、保有ポジションが強制的に決済されることを意味します。

このような場合は、資金管理面での修正を迫られていることになります。

 

マージンコールは具体的にいつなされるのか?

マージンコールがいつなされるのかを知るためにチェックするのが、証拠金維持率です。

証拠金維持率とは、必要証拠金に対して有効証拠金が占める割合のことです。
「(有効証拠金÷必要証拠金)×100」という計算になります。

 

どのような割合でマージンコールがなされたり、強制ロスカットが執行されたりするかは業者によって異なります。

たとえば、証拠金維持率50%でマージンコールされる業者に、証拠金として20万円入金したとします。

必要証拠金が10万円の取引すると、有効証拠金が「10万円の50%」の5万円の時点でマージンコールがなされることになります。

 

もう少し具体的にみてみましょう。

上の例の続きで、証拠金は20万円あります。

米ドル/円で1ドル=100円のレートで1万通貨の買いポジションをもちました。

100万円の取引額になります。

100円×1万(通貨/ドル)=100万円

レバレッジは5倍ですね。

100万円(取引額)÷20万円(有効証拠金)=5(倍)

 

円を売って1万通貨のドルを買っていますので、ドルが1円値上がりすれば1万円の利益になりますし、逆に1円値下がりすれば1万円の損失になります。

上の例では10万円の証拠金が5万円まで減った時点でマージンコールがなされるということでした。

1円の値動きで1万円の損益が発生するので、ドルが5円値下がりすると5万円の損失です。

つまり、1ドル=95円になった時点でマージンコールがなされることになりますね。

 

では、強制ロスカットはどうでしょうか。

仮に証拠金維持率20%で強制ロスカットが執行されるとします。

証拠金維持率が20%ということは、必要証拠金が10万円の場合、その20%なので2万円になった時点で強制ロスカットとなりますね。

 

マージンコールに対する【3つ】の対処法

選択肢は3つあります。

(1)素直に追加証拠金を入金する
(2)保有しているポジション(取引量)を減らす
(3)強制ロスカット覚悟で無視する

 

(1)素直に追加証拠金を入金する

銀行口座などに余分なお金があって、なおかつ保有中のポジションを決済したくない(このあとすぐ相場がよくなると予測している)場合は、この対処法を選択することになるでしょう。

ただし、いくらお金に余裕があっても相場の状況次第では、素直に負けを認めて損切りしてしまうというのも一つの手です。

 

(2)保有しているポジション(取引量)を減らす

取引量を減らすということは、ある程度の保有ポジションを決済するということです。

取引量を減らす(必要証拠金の額を下げる)ことで有効証拠金のマイナス具合を軽減することができます。

 

要するにこういうことです。

証拠金維持率は「(有効証拠金÷必要証拠金)×100」という計算でしたね。

取引する通貨の量が減れば、その分必要となる証拠金も減ります。

上の計算式をみればおわかりのとおり、必要証拠金の額が小さければ小さいほど証拠金維持率が上がります。

 

証拠金維持率をマージンコールが来るレベルよりも上げることによって、追証の入金を回避することができるのです。

 

(3)強制ロスカット覚悟で無視する

最後に、大胆な対処策でしめくくります。

これは、「一か八か」的なやり方なので、よほど相場の好転に自信があるか、もしくは別に強制ロスカットされても痛くも痒くもないと思っているか、でないとやりづらいかもしれません。

 

このあとお話ししますが、追加証拠金の入金は義務ではありません。

なので、この方法もやろうと思えば自由にできます。

「マイナス残高の追証」の場合は支払い義務が発生しますので注意が必要です。

 

最後にひとこと

マージンコールへの対応は、人それぞれかもしれません。

でも、マージンコールが来るということは資金面で問題が生じていることです。

不測の事態で取引不能の場合はさておき、通常の取引においては、適切な損切りを行うなどして資金管理をしっかりしておきたいですね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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