【ミセス・ワタナベ】世界で最も影響力のある日本人投資家!?

 

ミセス・ワタナベとは誰か?

ミセス・ワタナベとは、海外の人たちが日本の個人投資家を指して使う俗称のことです(別名:キモノ・トレーダー)。
はじめにこの言葉を使ったのは、イギリスの経済誌『エコノミスト』でした(1997年)が、主婦層までがFXをやっていることに衝撃を受けた外国メディアによって大きく取り上げられるようになりました。
「ミセス」とありますが既婚未婚を問わず、男性を含む日本の個人投資家の総称です。

使われ方としては、日本の素人投資家、小口投資家の意味合いが強いようです。

 

現在、日本ではサラリーマンや学生、主婦など幅広い層の人がFXをやっています。

外国メディアが衝撃を受けたように、主婦の間でもFXは人気があります。

 

では、なぜ日本人の主婦層にこれだけFXが広まったのでしょうか?

それは、報道がきっかけでした。

 

ミセス・ワタナベの誕生秘話

日本の主婦の間にFXをひろめた火付け役(?)となったある主婦の有名な話があります。

彼女はFXで3年のあいだになんと約4億円稼ぎました

しかし、所得の申告をしなかったため、2007年に約1億3000万円の脱税で起訴され有罪判決を受けたのです。

 

「4億円の所得」にビビッと反応したのでしょうか、このニュース(ワイドショー?)で日本の主婦が「そんなに儲かるのならわたしもやってみようかしら」ということになったようです。

その結果、日本で主婦の方たちがどんどんFXデビューするようになりました。

FXが日本の主婦層にも一気に浸透していったのです。

 

FXブームが巻き起こったのは、主婦層だけではありませんでした。

男性(特にサラリーマン)も「よし、オレもやってみよう!毎日毎日ワンコインのランチじゃ、やってらんねぇからな」ということで(?)ぞくぞくとFX市場に参入していきました。

 

日本のFX個人投資家人口は次第にその規模を拡大し、ミセス・ワタナベ(というか、もはやワタナベ・ファミリー、ワタナベ軍団)は外国為替市場に影響をあたえる存在として、世界で注目されるようになりました。

 

そのきっかけとして、次のようなエピソードがあります。

ウィキペディアを参照(→脚色)
FXが日本で広まりをみせる中、昼休みの時間帯になると為替相場に不可解な値動きがみられるようになりました。
ドルを買うような特別な要因がないにもかかわらず、この時間帯になるとなぜか市場でドル買い(円安)方向に値が動いたのです。
またドル買いか! な、なぜだ!? この動きはいったい何なんだ!? 新種のアノマリーか??
・・・ということで原因を究明していくうちに、どうやら日本の個人投資家が昼の時間を利用して、こぞって円売りドル買いの取引を行なっていたことが判明しました。

 

なんと日本の個人投資家の取引が為替市場を動かしていたのです。

 

ミセス・ワタナベは世界的に注目されるようになっていきました。

というか、目をつけられるようになったと言った方がいいかもしれませんが・・・。

 

ミセス・ワタナベのトレード手法(特徴)

典型的なミセス・ワタナベの特徴として主に次のものが挙げられます。

(1)買いから入る(日本円を売って高金利の外貨を買う)。
(2)逆張りが好き。
(3)スワップポイントねらいのトレード(円キャリートレード)が好き。

 

ミセス・ワタナベは、米ドル/円や豪ドル/円、さらにトルコリラ/円などの通貨ペアでの取引を好みます。

高金利の通貨がお好きなのです。

 

円を売って米ドルや豪ドル、トルコリラを買うというスタイルです。

ミセス・ワタナベの保有ポジションは基本的に「買い」です。

スワップポイント目当てだったりするのでデイトレードのみならず、長期保有の場合も多いです。

 

スワップポイント目当ての場合は、ある程度大きなポジションを持つことになります(でないと、利益が微々たるものになってしまうので)。

スワップポイント狙いで長期保有する場合は、レバレッジは低く抑えるのが基本です。

 

しかし、ミセスはちがいます。

何のためらいもなくレバレッジを効かせて大きなポジションを持ちます

 

ミセスったらもう・・・ホント、大胆です。

 

ヘッジファンドのミセス・ワタナベ狩り

(↑)匿名を条件に取材に応じてくれた敏腕ファンドマネージャー、ジャッキー・フジヤマ氏(?)。ソックスが下がっているのか?短いだけなのか?ちょっと気になる。

 

こんなミセスに目をつけたのがヘッジファンドです。

ヘッジファンドとは、乱暴な言い方をすれば、金持ち相手のプライベート投資信託(機関投資家、独立系ファンド)です。

 

ヘッジファンドさんは、さっそく「ミセスを利用してちょっくら儲けてやるか」と動き始めました。

通常、為替相場のレートを動かすには大量の資金が必要となります。

しかし、取引量が少ない時間帯をねらえば比較的レートを動かしやすくなります。

 

そこで、そのような時間帯をねらってワタナベ(買いポジション)と反対の注文(売り注文)を浴びせてワタナベがストップ注文を置いているレート(損が確定するレート)まで動かします。

すると、ストップが発動してワタナベの買いポジションはどんどん「売り」で自動決済されることになります(ワタナベはどんどん損失を出していきます=狩られていきます)。

 

ヘッジファンドの売りポジションは、大量のワタナベ・ストップ(売り)を巻き込みながらどんどん含み益を膨らませていきます。

そして、利が乗ったところでポジションを決済(利益確定)。

 

はい、一丁上がり!

 

これがミセス・ワタナベ狩りの典型例です。

ミセス・ワタナベ狩りは、さまざまな局面で行われています。

あ〜、こわいこわい。

 

最後にひとこと

「〇〇狩り」なんていう言葉は、なんだかイヤな感じがしますね。

でも、FXで経験を積んでいくうちに、いつのまにやら「狩る側」の視点でチャートを見ることができるようになるかもしれません。

FXも弱肉強食の世界ですからね・・・。

 

それはさておき、どうでもいいですけど「ミセス・ワタナベ」って男女の区別なく日本の個人投資家を指すんだったら、単純に「ワタナベ」でいいんじゃない?って思ってしまいます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【まだ読んでいない方へ。「トータルで勝つ」という思考はFXでも同じですね!(↓)】

⭐️ デイリーマーケット分析【XM公式サイト】⭐️
あわせて読みたい