【資金管理】バルサラの破産確率から2%ルールまで

資金管理とはどういうもの?

リスクコントロールこそが資金管理の基本

資金管理とは、ひとことでいうと、リスクコントロールです。

現在の資金(有効証拠金)はいくらか。

1回のトレードで損失はどれくらい(資金の何%)に抑えるか。

1日の損失はどれくらいに抑えるか。

1週間の損失は、1ヶ月の損失は・・・というふうに常に全体(資金)を把握しながら、部分(トレード)を見る(考える)という習慣を身につける必要があります。

 

FXをはじめたばかりのときは稼ぐことで頭がいっぱいで、いろいろなトレード手法にばかり目が行きがちになるかと思います(過去のわたし)。

でも、いくら優位性のあるトレード手法でも相場次第で通用したりしなかったりするのが普通です。

どんな相場環境でもガンガン利益を出せるといったトレード手法(聖杯)などありません。

 

利益は無理でも損失は自分でコントロールできる

ですので、自分のトレード手法の優位性が発揮できる相場環境でトレードする必要があります。

勝てそうな局面だけでエントリーするのです(どのような局面かは自分で試行錯誤して体得するしかありません)。

だからこそ、「FXは待つことが大事」ということを多くのトレーダーが口をそろえて言うわけです。

利益が出るか否かは結局は相場次第です。
しかし、損失(リスク)は自分でコントロールできます

 

リスクをコントロールすることで適切な資金管理が可能になります。

このトレードでは50pips取りたいと思っても、相場が思惑と反対の方向に進めば利益は出ません。

一方、このトレードでは損失を50pipsで抑えたいと思ったら、エントリーと同時にストップオーダーを入れておけば、基本的には50pipsの損失で抑えられます。

損失については自分の思い通りにできるのです。

 

コントロールできないことに対して、いくらがんばってもどうにもなりません。

相場を分析して戦略を練ったり、トレード手法を磨き上げたり、チャートが勝ちパターンの形になったところをねらったり、というようにエントリーする前の段階まではトレーダーの自由です。

 

でも、いったんエントリーしてしまったらあとの値動きは相場が決めることです。

一般のトレーダーが個人で為替相場を意図的に動かすことなどまずできません。

エントリーしたあとにできることは、ただひとつ。
どのタイミングでトレードをやめるか(決済するか)です。

 

ポジションを決済すると、利益になったり損をしたりしますが、このときの損失をあらかじめ自分で決めておくことが重要になります(部分的に決済する方法もあります)。

トレードスタイルにもよりますが、より具体的に言うと、エントリーと同時にストップオーダーを入れたり、こうなったら損切りするというポイントを意識しながらチャートを見たりすることです。

 

以上がリスクコントロール、つまり資金管理の基本です。

FXを始めたばかりの頃にやらかしてしまいがちですが、資金管理を怠って(というか意識したこともなく)、行き当たりばったりで感覚的(感情的)にトレードしていると遅かれ早かれ<大ケガ>してしまいます

 

消えていく9割の大半が資金管理を怠ったトレーダー(?)

よくFXでは「9割のトレーダーが利益を上げられずにやめていく」みたいなことが言われますが、この9割の中の大半は資金管理を怠った初心者の方なんじゃないかな、と感じます。

裏を返せば、資金管理さえしっかりしていれば、短期的には勝ったり負けたりしながらもFXを長く続けていくことが可能になります(そのための資金管理ですから)。

小手先の手法がどのようなものであれ、リスクをしっかりコントロールできなければ、短期的にはともかく長期的に結果を出し続けるのはまず不可能といえます。

 

このサイトで何度も言ってますが「楽して短期で儲けよう」という意識だけが先行して、自分自身で地道に試行錯誤したり検証したりせず、安易に他人の手法に頼ってすぐに結果を出そうとするのはおすすめしません。

「短期で大儲け」という発想ではどうしても資金管理の面が軽視されてしまうからです。

自分主体のトレードで、「資金管理」と「手法」の両輪について自分の頭で考える癖をつける方が結局は目標達成の近道になるでしょう。

 

リスクリワードを意識する

リスクリワードとは?

では、具体的にどのようにしてリスクコントロールすればいいのか?ということですが、リスクをコントロールしながら利益をあげるには、リスクリワードについて意識する必要があります。

リスクリワード(比率)とは、リスクとリワード(reward=報酬)つまり、損失と利益(の比率)のことです。

 

リスクリワードを意識するというのは、自分はいったいどれくらいの損失を覚悟して、どれくらいの利益をねらうのか、ということをはっきりさせることをいいます。

 

たとえば、マイナス20pipsで損切りしてプラス60pipsで利益を確定すると決めたとします(「たとえば」ですよ。手法の紹介ではありません)。

この場合のリスクリワードは、1:3(20pips:60pips)です。

20pipsで損切りになってしまうのに、利益の方は60pipsに到達するまで確定できません。

確率だけで考えると、勝ちにくいですね。

 

でもトータルで考えると、マイナス20pipsで3連敗しても、つぎに1回勝てばプラス60pips獲得することになり、プラスマイナスゼロになります。

いきなり2連勝すれば、そのあと6連敗してもトントンです。

こういう話を聞くと、「じゃあ、リスクリワードって何対何がいいの?おすすめの比率は?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

リスクリワードも自分で検証して自分で決める

しかしトレード手法と同様、リスクリワード比率についても、これが正解というような絶対的な比率はありません

人によっては、1:2だったり、1:3だったり、1:5だったり、場合によっては1:10なんて人もいるかもしれません。

さらに、リスクリワードについては固定するというやり方もあれば、相場の状況によって変えるというやり方もあります。

 

本当にひとそれぞれです。

同じ手法を用いても勝ってる人もいれば、負けてる人もいます。

この点についてはトレード手法と同様、絶対的なもの(聖杯)を求めることは時間(場合によってはお金も)の無駄です。

 

いずれにせよ、相場の一般的な考え方である「損小利大」に従えば、リスクよりもリワードを大きくすることになります(逆というのも、結果さえ出せればそれはそれでもちろんアリだと思いますが)。

 

ここで問題になるのが、勝率です。

「損小利大」に従ってリワードを大きく設定しても勝率がひどければトータルでの利益は出せませんし、逆に「損大利小」でリワードが小さくても高い勝率をずっと維持できればトータルで利益を積み上げていくことも可能です。

 

バルサラの破産確率表でトレードの健康診断

バルサラの破産確率とは?

さて、リスクリワードと勝率のおはなしをしたところで、次にバルサラの破産確率というものをご紹介します。

バルサラの破産確率とは、ナウザー・バルサラという数学者が考えた確率理論で、どういう場合にどのくらいの確率で破産する(証拠金をすべて失う)かをあらわしたものです。
リスクリワードレシオ(損益率)と勝率で決まります。
リスクリワードレシオとは、「利益の平均÷損失の平均」のことです。
「RR」と記されたり、「ペイオフレシオ」とか「損益率」とか言われたりもします。
リスクリワードレシオの計算をすると、平均利益が平均損失の何倍になっているのかを知ることができます。
トレードごとの利益額や損失額に極端なばらつきがない限り、この数値がプラスになっていれば、とりあえずは「損小利大」のトレードができていることになります。

 

たとえば、100回トレードして60勝40敗だったとします。

勝ちトレードでの利益の平均が60pipsで、負けトレードの損失の平均が20pipsだったとします。

そうすると、リスクリワードレシオは「3」(60pips÷20pips)となります。

一方、勝率は60%(100トレード中60勝)ですね。

この場合、バルサラの破産確率は何%でしょうか?下の表をご覧ください。

 

「0%」ですね。

つまり、同じロット数(たとえば1万通貨)でトレードし続けたとすると、リスクリワードレシオ「3」で勝率60%というトレード成績を維持できれば、バルサラの破産確率では「破産のおそれなし」ということになります。

 

「0%」でなければ、即刻トレード手法の見直しを!

仮に破産確率ゼロで資金がだんだん増えているとすると、そのトレード手法の優位性がある程度証明されているということになるでしょう。

逆に言えば、ある程度のトレード数をこなした結果、破産確率がゼロでない場合はトレード手法に優位性がないことになりますので、今すぐにでもトレード手法を見直す必要があります。

仮に破産確率が1%でも、トレードを続けている限りいずれ破産する時がくるでしょうから。

 

「2%ルール」って聞いたことありますか?

2%ルールとは?

アレキサンダー・エルダーという人の『投資苑2』という本に書いてあるんですが、ものすごくシンプルなルールです。

「2%ルール」とは、1回のトレードでの損失の許容額を資金の2%以内にするというルールのことです。

 

たとえば、10万円の資金でFXをはじめたとします。

2%ルールに従うと、1回のトレードでの最大許容損失額は2,000円となります。

あくまで「最大」で2,000円ですので、もちろん1,000円までとしてもOKです。

 

2%ルールの注意点

ただ、気をつけたいのは2%というのはトレード時点での総資金(有効証拠金)の2%だということです。

10万円の資金ではじめたからといって、ずっとその2%の2000円で計算することにはなりません。

当然、資金(有効証拠金)は増えたり減ったりします

資金が12万円に増えたら、最大許容額は2,400円になりますし、逆に資金が8万円に減っていたら、1,600円になりますので注意が必要です。

 

この2%ルールは非常に有名なルールで、これを取り入れているトレーダーは世界中に少なからずいるようです。

資金管理のひとつの目安として意識してみるといいかもしれません。

 

最後にひとこと(資金あってのトレード)

今回は資金管理について、思いついたことをざっと取り上げてみました。

資金は減れば減るほど、取り戻すのが大変になります。

体力がどんどん衰えていくのに、肉体仕事がどんどん増えていくような感じです。

 

資金あってのトレードです。

 

利益(値動き)については相場に逆らえませんが、自分の意思でコントロールできる損失(リスク)については、常に意識しながらトレードしていきましょう!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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