【スワップポイント】小さいけれど確実な利益

 

FXで取引した際、利益になるか損失になるかは決済するまでわかりません。

でも、例外的に「確実に」利益になったり損失になったりするものがあります。

それがスワップポイントです。

スワップポイントは、条件さえ満たせば確実に利益となります(確実な損失ともなる)。

この記事では、確実な利益(損失)としてのスワップポイントについて簡単にご説明します。

* スプレッドも確実に損失となる「取引コスト」です。

 

スワップポイントとは?

スワップポイントとは、通貨ペアの一方の国の金利と他方の国の金利の差を調整した金利差調整分のことです。

 

これだけだとなかなかピンときませんので、具体的にどのようなものか見ていきましょう。

 

スワップポイントで利益を得る

ある通貨ペアのうち、金利の低い方の通貨を売って金利の高い方の通貨を買うと、毎日スワップポイントが発生します。

仮に、米ドル/円の通貨ベアで、米国の金利が年間2.5%、日本の金利が年間0.25%だとします。

10万通貨で「買い」のポジションを保有した(円を売ってドルを買った)場合、米ドルで年利2.5%の金利を得ることになります。

一方、日本円では年利0.25%の金利を支払うことになります(米ドルを購入するために、日本円を借り入れることになるため)。

ですので、このポジションを保有している間は、1日あたり6.16ドルの金利を得ることができることになります。

{10万(通貨/ドル)×(2.5 −0.25)} ÷ 365(日)= 6.16ドル/日

 

マイナススワップで支払いが生じる

上の例では、金利の低い日本円を売って金利の高い米ドルを買うとい取引でした。

今度は逆に、金利の高い米ドルを売って金利の低い日本円を買うという取引について見てみましょう。

先ほどの例でいうと次のようになります。

{10万(通貨/ドル)×(0.25 −2.5)} ÷365(日)= − 6.16ドル/日

 

今回は金利の低い日本円を買うために金利の高い米ドルを借り入れることになりますので、マイナススワップになります。

1日あたりマイナス6.16ドルですね。

つまり、今度は毎日支払いが生じるわけです。

 

もっとも、スワップポイントは業者によって異なります

プラスのスワップポイントとマイナススワップの大きさもまちまちになりますので注意が必要です。

 

スワップポイントはいつもらえる(支払う)のか?

 

スワップポイントは毎日発生します。

しかし、土日は付与されませんので毎週、ある特定の曜日に土日分を含めた3日分のスワップポイントが前もって付与されることになります。

スワップポイントがまとめて付与される曜日は業者によって異なります(木曜日のところが多いですね)。

 

また、マイナススワップの場合も同様に土日の支払いはありませんので、毎週ある特定の曜日に土日分を含めた3日分のスワップポイントを前もって支払うことになります。

マイナススワップをまとめて支払う曜日は、スワップポイントが付与される日と同じ日になります。

 

スワップポイントねらいのトレード

長期保有のトレードスタイルが基本

(1)ポジションは大きく、レバレッジは低く

(2)なぜ、レバレッジを低くするのか?

 

(1)ポジションは大きく、レバレッジは低く

 

スワップポイントは割合的にみれば微々たるものです。

ですので、スワップポイントねらいのトレードは、毎日コツコツと小さな(しかし確実な)利益を積み上げていく感じになります。

トレードスタイルとしては、長期保有のトレードが一般的です。

 

どのくらいの収益を期待するかにもよりますが、比較的大きめのポジションサイズでレバレッジは低く設定するのが基本となります。

つまり、ある程度の利益を期待するのであれば、それなりにまとまった資金が必要になるということです。

 

(2)なぜレバレッジを低くするのか?

なぜ、レバレッジを低くする必要があるかというと、レバレッジを効かせて大きなポジションを取り、それを長期保有するのはすごくリスキーだからです。

 

ポジションを保有している間、あなたの資金は常にリスクにさらされていることになります。

いつ何時、相場が急に激しく変動するかわかりません。

相場が荒れると損切りのオーダーも約定しにくくなりますし、値が飛んで想定外の損失を被ることもあります。

 

また、レバレッジが大きくなればなるほど、逆行の値動きでの有効証拠金の減り具合も大きくなります。

逆行がさらに進めばマージンコール、ロスカットなんていうことになる可能性も高まります。

ちなみに、スキャルピングやデイトレードでハイレバレッジのトレードができるのは、短期のうちに決済してしまうからです。

 

長期トレードでの注意点

(1)スワップポイントは一律ではない(変化する)
(2)金利の高低関係が逆転する可能性がある

 

(1)スワップポイントは一律ではない(変化する)

まず、先ほどお話ししたとおり、スワップポイントは業者によって異なります。

さらに、取引している通貨ペアの金利が変化することによって、金利差も変わります

そうなると当然、スワップポイントにも影響してくることになります。

 

スワップポイントは基本的に金利差の高低関係が逆転しない限り毎日発生しますが、一定額を確実に受け取ることができるわけではありませんので注意が必要です。

逆に、これくらいの支払いならマイナススワップでもまあ大丈夫だろうと、たかをくくっているとじわじわ負担が増してくる可能性もあります。

 

(2)金利の高低が逆転する可能性がある

各国の政策金利に変化が生じれば、当然通貨ペアの二国間の金利差にも影響します。

金利差の高低関係が同じなら大きな問題は生じません。

 

しかし、高低関係が逆転してしまうと、もらう立場から支払う立場に変わってしまいます

頻繁に発生するようなことではありませんが、「実際に起こりうる」ことだということは忘れないようにしましょう。

 

スワップポイント狙いのトレードのメリット

レバレッジをかけずに(1倍で)トレードすれば、金利の高低が逆転しない限りは比較的安全に毎日、しかも確実に利益を得ることができます。

 

もちろん、レートが上下することによって有効証拠金(損益)も上下します。

しかし、スワップポイントは毎日確実に手に入ります。

 

しかも、新興国通貨以外のメジャーな通貨ベア(米ドル/円、豪ドル/円など)であれば、レバレッジをかけずに(外貨預金と考えて)トレードすれば、よほどのことがないかぎり強制ロスカットの心配もありません(絶対ないわけではありません。念のため・・・)

 

スワップポイント狙いのトレードのデメリット

スワップ狙いのトレードの場合、長期保有が基本となるため、長いあいだ資金が他に回せなくなります(資金効率の低下)。

しかも、一般的には低いレバレッジで比較的大きなポジションをもつので拘束される資金も大きくなってしまいます(手数料がずっとお得な外貨預金と考えれば、それはそれでいいのかもしれませんが)。

あと、トレードする機会が極端に減ってしまいますので、トレード経験は積みにくくなりますね。

スワップポイントが発生しない口座もある

実は、スワップポイントが発生しない口座もあるんです。

スワップフリー口座とかイスラム口座とかいわれています。

スワップポイントが発生しない口座は、イスラム教徒の方々のための口座なのです。

なぜかというと、イスラムの法律で利息の授受が禁止されているからです。

日本人にとってはそれほど大きな需要はないかもしれませんが、イスラム教の方々にとってはFXをするために必要な口座になっています。

 

最後にひとこと

今回はスワップポイントについて、簡単にお話しさせていただきました。

スキャルピングやデイトレードがメインの方にとってはあまり関係のないことですが、まとまった資金を低いレバレッジで比較的安全にじっくりと運用したい方にとっては重要になってきます。

また、先ほども触れましたが「手数料がほとんどかからない外貨預金」として、レバレッジなしでの運用をしている人もいます。

長期的な運用を考えている方は、スワップポイントを意識してポジションを取るのもひとつの有効な手段でしょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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